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AIエージェント比較・選定ガイド

主要なAI9つを「種別」「自律度」「得意分野」「データの扱い」「日本語対応」で比較します。 どれが優れているかではなく、自分の業務にどれが向くかで選ぶのが基本です。

このページの製品情報は2026-05-21時点のものです。 料金やプラン、機能は変更されることがあるため、導入前に各サービスの公式サイトで最新情報をご確認ください。

9製品を比べるのが大変なら、ウィザードで候補をしぼれます

3つの質問に答えるだけで、あなたの用途に合うAIの候補を提案します。

診断する

選び方の2つの軸

AIを選ぶときは、まず次の2つを見ます。どこまでをAIに任せるかという考え方は業務をどこまで自動化していいかで解説しています。

  • ① 種別:対話型・AI検索型・自律エージェント型・組込型。やりたいことに合う種別を選びます。
  • ② 自律度:「対話補助」「タスク実行」「自律実行」。自律度が高いほど任せられる範囲は広がりますが、出力の確認はより重要になります。

目的から選ぶ早見表

「何がしたいか」が決まっていれば、まず種別で絞れます。迷ったらこの表から当たりをつけ、 詳細は下の比較表と各製品の説明で確認してください。

やりたいこと向く種別該当する製品
文章の作成・要約・相談をしたい対話型ChatGPT・Claude・Gemini・Grok
出典付きで調査・リサーチをしたいAI検索型Perplexity・NotebookLM
定型作業をまとめて自動で実行したい自律エージェント型Manus・Genspark
使い慣れたソフトの中でAIを使いたい組込型Microsoft Copilot

9製品の早見比較

製品提供元種別自律度日本語対応
ChatGPTOpenAI対話型2タスク実行日本から利用可・日本語対応
ClaudeAnthropic対話型2タスク実行日本から利用可・日本語対応
GeminiGoogle対話型2タスク実行日本から利用可・日本語対応
Microsoft CopilotMicrosoft組込型2タスク実行日本から利用可・日本語対応
GrokxAI対話型2タスク実行日本から利用可・日本語対応
PerplexityPerplexity AIAI検索型2タスク実行日本から利用可・日本語対応
ManusManus AI自律エージェント型3自律実行日本から利用可。UI設定も含めて日本語に対応
GensparkGenspark自律エージェント型3自律実行日本から利用可。日本法人を設立しており日本語対応やサポート体制が充実
NotebookLMGoogleAI検索型2タスク実行日本から利用可・日本語対応

対話型

プロンプト(指示)に応答するAI。文章作成・要約・相談など、最も汎用的に使えます。

ChatGPT

OpenAI自律度 2タスク実行

利用者が最も多い汎用の対話型AI。文章作成から調査まで幅広く対応

得意なこと

  • 汎用的な文章作成・要約
  • 画像やファイルの読み取り
  • 幅広いタスクへの対応力

向く業務

  • メール・文書の作成
  • 議事録や資料の要約
  • アイデア出し
  • 簡単なデータ整理

苦手・注意

  • 正確さが最優先の業務では出力の検証が必要

料金

無料枠あり / 個人向け有料プラン(ChatGPT Plus)は月20ドル程度〜。法人向けにはTeamやEnterpriseプランあり

データの扱い

Team・Enterpriseプランでは入力データは学習されない。無料・個人プランも設定でデータ学習のオフ(オプトアウト)が可能

Claude

Anthropic自律度 2タスク実行

長文の読み書きと正確さに定評のある対話型AI

得意なこと

  • 長文の読解・要約
  • 契約書など正確さが要る文章の処理
  • コードの作成・レビュー

向く業務

  • 契約書・長文のレビュー
  • 議事録の要約
  • 文章の作成・整形

苦手・注意

  • 即時の最新情報の取得は不得意な場合がある

料金

無料枠あり / 個人向け有料プラン(Claude Pro)は月20ドル程度〜。法人向けにはTeam(最小5名〜)やEnterpriseプランあり

データの扱い

Team・Enterpriseプランでは入力データは学習されない。個人プランもプライバシー設定でモデル学習のオプトアウトが可能

Gemini

Google自律度 2タスク実行

Google検索やWorkspaceと連携できる対話型AI

得意なこと

  • Google検索を介した情報収集
  • Googleドキュメント・Gmail等との連携
  • 画像・音声を含むマルチモーダル対応

向く業務

  • Workspace上での文書作成
  • 情報の調査
  • 資料の下書き

苦手・注意

  • Google Workspaceを使っていない環境では連携の利点が薄い

料金

無料枠あり / 個人向け有料プラン(Gemini Advanced)は月2,900円程度〜。Google Workspaceの法人プラン(Gemini Business/Enterprise)は月20ドル/人〜

データの扱い

Google Workspace向けの法人プランおよびVertex AIでは入力データを学習に使わない。無料・個人プランも履歴保存のオフ等で制限可能

Grok

xAI自律度 2タスク実行

X(旧Twitter)と連携し、リアルタイムの話題に強い対話型AI

得意なこと

  • X上の最新の話題・世論の把握
  • リアルタイム情報の取得

向く業務

  • 最新トレンドの調査
  • SNS上の反応の把握

苦手・注意

  • 正確さが最優先の業務では出力の検証が必要

料金

無料枠あり(制限付き)/ Xの有料プラン「Premium」(月8ドル程度〜)や「Premium+」(月16ドル程度〜)に含まれるほか、AI特化の有料プランあり

データの扱い

デフォルトでは入力データやX上の投稿がモデル学習に使用されるため、Xの設定(プライバシーと安全 > Grok)から手動でのオプトアウトが必要

AI検索型

出典を示しながら調べ物に答えるAI。市場調査やリサーチに向きます。

Perplexity

Perplexity AI自律度 2タスク実行

出典付きで答えるAI検索。調査・リサーチに強い

得意なこと

  • 出典(引用元)を示しながら回答
  • 複数の情報源を横断する調査
  • 調査レポートの自動生成

向く業務

  • 市場・競合の調査
  • 業界動向のリサーチ
  • 提案の根拠集め

苦手・注意

  • 長文の創作や込み入った文章の作成は対話型AIの方が向く場合がある

料金

無料枠あり / 個人向け有料プラン(Perplexity Pro)は月20ドル程度〜。日本ではソフトバンク等キャリア経由の無料特典あり。法人向けプランあり(Enterprise Proは月40ドル/人)

データの扱い

法人プラン(Enterprise Pro)はSOC 2 Type II認証を取得しており入力データを学習に使わない。個人プランも設定でデータ学習をオフに可能

NotebookLM

Google自律度 2タスク実行

手元の資料(PDFやWeb等)をアップロードして賢い専用AIを作るノートブック型AI

得意なこと

  • 複数資料の横断分析
  • 音声対話(Audio Overview)の自動生成
  • ソース(出典)の厳格な紐付け

向く業務

  • 資料・論文の調査・整理
  • 社内ドキュメントのナレッジ化
  • 会議音声の分析・整理

苦手・注意

  • アップロードした資料に含まれない一般知識に基づく自由な創作

料金

無料枠あり(Googleアカウントがあれば無料)

データの扱い

利用規約により、アップロードされたドキュメントや会話履歴はAIモデルの学習に使用されないことが明記されている(Workspace/Enterpriseではさらに人間による確認も行われない)

自律エージェント型

目標を与えると、自分で手順を分解して実行するAI。定型作業の自動化に向きますが、出力の確認が前提です。

Manus

Manus AI自律度 3自律実行

指示すると計画・実行・成果物の納品まで自分で進める自律型エージェント

得意なこと

  • タスクを自分で分解して実行
  • Webサイト・スライド・表計算などの成果物作成
  • 外部ツールとの連携

向く業務

  • 定型的な調査と資料化
  • 繰り返し作業の自動化

苦手・注意

  • 判断や対人対応が必要な業務
  • 誤りが許されない業務(出力の確認が前提)

料金

無料枠あり(日ごとのクレジット制)/ 個人向け有料プラン(Standard)は月20ドル程度〜。チームプラン(月40ドル/人〜)あり

データの扱い

自律実行型のため機密情報の扱いに注意。チームプランでは入力データが学習されないことが明記されており、SOC 2に準拠

Genspark

Genspark自律度 3自律実行

複数のAIモデルとツールを自動で使い分ける自律型エージェント

得意なこと

  • タスクに応じて最適なAIモデル・ツールを自動選択
  • 調査・分析から実行までを一貫処理
  • 多数のツール連携

向く業務

  • 情報の収集と整理
  • 調査を伴う資料作成

苦手・注意

  • 判断や対人対応が必要な業務
  • 誤りが許されない業務(出力の確認が前提)

料金

無料枠あり(日ごとのクレジット制)/ 個人向け有料「Plus」プランは月20〜25ドル程度。Proプランや法人プランあり

データの扱い

自律実行型のため機密情報の扱いに注意。法人向けプランでは入力データをモデル学習に使用しない「Zero Training Policy」を提供

組込型

既存のソフト(Officeアプリなど)に組み込まれたAI。普段の道具の中でそのまま使えます。

Microsoft Copilot

Microsoft自律度 2タスク実行

WordやExcelなどMicrosoft 365に組み込まれたAI

得意なこと

  • Officeアプリ内でそのまま使える
  • メール・予定表・社内ファイルとの連携
  • 中小企業・大企業向けに1名から導入可能

向く業務

  • Word・Excel・PowerPointでの作業
  • Outlookのメール下書き
  • 社内文書の要約

苦手・注意

  • Microsoft 365を使っていない環境では利点が小さい

料金

無料枠あり / 個人向け有料「Copilot Pro」は月20ドル程度(約3,200円)。法人向け「Microsoft 365 Copilot」は月30ドル/人(年額払い、最小購入数制限なし)

データの扱い

法人向けプラン(Microsoft 365 Copilot等)では商用データ保護が適用され、入力データは学習に使用されない

設立後の業務をAIで回す:実践テンプレート

ここまでは「どのAIを選ぶか」の話でした。実際に効くのは、選んだAIを業務フローに組み込むところからです。 設立直後〜3年目の中小企業で頻発する5つの業務について、AIエージェントとSaaSを組み合わせて半自動化する型を紹介します。

いずれも最終確認は人が行う前提です。 機密性レベルのバッジは業務をどこまで自動化していいかの判断ツリーと整合しています。

請求書発行 → 送付 → 入金確認フロー

機密性

月次の請求業務を、AIに添え文・督促文の下書きを任せて半自動化。発行と仕訳の最終確認は人が行う前提。

月あたり2〜3時間(取引先20社規模を想定)

問い合わせ受信 → 要約・分類 → 提案書たたきフロー

機密性

問い合わせメールをAIが要約・分類し、過去案件の型に当てはめて提案書のたたきまで一気に作る。最終的な金額・条件は必ず人が決める。

1件あたり30〜60分(月10件の問い合わせで5〜10時間)

領収書OCR → 仕訳案 → 会計ソフト投入フロー

機密性

領収書の写真を会計ソフトのOCRで読み取り、勘定科目の判定をAIに相談しながら仕訳を起こす。税務上の最終判断は税理士に確認する前提。

月あたり2〜4時間(領収書50枚規模を想定)

応募書類スクリーニング → 一次選考メモ作成フロー

機密性

応募書類から要件マッチ度の整理と質問例の生成までをAIに任せる。合否の最終判断は必ず人が行う。

応募1件あたり20〜40分(月20件で7〜13時間)

会議録音 → 文字起こし → 要約・タスク抽出フロー

機密性

会議の録音から文字起こし・要約・タスク抽出までを連結。Slackやメールへの展開もテンプレ化する。

会議1本あたり30〜60分(週5本で月10〜20時間)

あわせて読みたい

どれを選ぶか迷ったら

まずは無料枠のある対話型AI(ChatGPT・Claude・Gemini など)を1つ選び、メールの下書きや要約といった 「間違っても困らない作業」で試すのが安全です。機密情報を扱う場合は、入力を学習に使わない法人向けプランを検討してください。 自律エージェント型は効果が大きい一方で、出力の確認を前提に、任せる業務を見極めて使います。

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