AIひとり起業 / 実践ガイド
経験を小さな
サービスにする
経験を整理し、相手に確かめ、提供条件を決める。5段階の作業で、1枚のサービス企画書を作ります。
公開:2026年9月11日 / 更新:2026年10月11日
空欄の企画書を保存 →見本を参考に、自分の条件を書き込めます。
事業案が未定なら、経験の整理から →商談用の説明資料を
整えるサービス
- 誰の、何を解決する?
- 資料を整える時間がない小規模事業者を想定。実際の困りごと・依頼の意向は聞き取りで確認。
- 何を納品する?
- 構成案と初稿、修正1回。元資料の事実確認は顧客へ依頼。
- 含まないこと
- 新規の市場調査
営業成果の保証 - これから確認
- ページ数・形式
納期・価格 - 次の行動
- 最近の資料づくりで困った工程を、実際の相手に聞く。聞き取りの進め方を見る
編集部による架空例です。実在の顧客・受注・成果を示すものではありません。AIが整理した内容も、本人が事実を確認します。
AIと、自分の担当を分ける。
AI:候補を整理する
経験の分類、質問の候補、構成と文章の初稿
本人:確認して決める
事実・数値・権利、価格と納期、顧客との合意、最終品質
未確認の実績や空欄を、AIに推測で埋めさせないでください。
項目を開くと、詳しい手順と記入のヒントが読めます。
作るもの:頼まれた仕事のメモ
経験を整理する
進め方の例(架空)
資料を読みやすく直した経験から、相手・困りごと・作ったものを書き出す。
本人の確認:実績として確認できることだけを書く。
頼まれた仕事を三つ書く
『得意なこと』だけでは広すぎる場合は、誰かから頼まれた仕事を思い出します。資料を読みやすく直した、問い合わせを整理した、Webページを更新した、など具体的に書きます。それぞれ相手、困りごと、作ったもの、結果を整理します。
AIへの指示例:以下の経験を、相手・困りごと・提供した成果物に分けてください。書かれていない実績は補わず、不足する情報を質問してください。
作るもの:聞き取りメモ
需要を確かめる
進め方の例(架空)
最近、説明資料を作ったときの手順と、困った工程を実際の相手に聞く。
本人の確認:相手の発言と、自分の解釈を分ける。
一人の顧客像に絞る
顧客像を『中小企業』だけで終わらせず、担当者と発生場面を決めます。例えば『サービス説明資料を作る時間がない小規模事業者』です。誰が利用し、誰が依頼・支払いを決めるのかも分けて考えます。
企画例:既存の説明資料と聞き取りメモを基に、商談用の資料を整えるサービス。これは架空の記入例です。
実際の相手に確かめる
最後に資料を作ったのはいつか、どの工程で困ったか、今は誰が対応しているか、外部へ頼むなら何を確認したいかを聞きます。発言とこちらの解釈を分けて記録します。具体的な依頼につながらなければ、困りごとの選び方や提案内容を修正します。
質問例:最近その仕事をしたときの流れを教えてください。最も時間がかかったところはどこですか。現状の方法を変えるには何が必要ですか。
聞き取りを、事実と解釈に分けて残す
入力は質問と、相手が実際に話したことです。会話の直後に、発言、こちらの解釈、まだ分からないことを分けます。例えば「提案資料の確認に毎回時間がかかる」は発言、「構成づくりを外部に任せたい」は解釈で、次の質問で確かめます。これは架空の記録例です。
作業:テンプレートの検証記録へ記入。成果物:次の質問が一つ決まった聞き取りメモ。本人の確認:相手の言葉を都合よく言い換えていないか。次の行動:不足している条件を一つだけ聞く。
作るもの:納品物・対象外・価格の仮説
提供条件を決める
進め方の例(架空)
構成案と初稿、修正1回を提供する想定。ページ数・納期・費用はこれから確認する。
本人の確認:制作以外の打ち合わせ・確認・修正も見積もる。
納品物と対象外を決める
記入例では『商談用資料の構成案と初稿、修正1回』を提供し、顧客が事実確認済みの元資料を用意することを前提にします。新規の市場調査や営業成果の保証は含めません。ページ数、納期、ファイル形式などは依頼前に具体的に合意します。
AIは構成と文章の初稿を補助。本人は顧客との確認、数値の照合、レイアウト、最終品質を担当。
価格の仮説を作る
制作だけでなく、打ち合わせ、確認、修正、請求までの時間を見積もります。利用料や外注費も整理し、希望する報酬を確保できるか検討します。そのうえで顧客が得る価値と比較し、実際の提案で条件を調整します。
計算例:必要な売上の目安=見込作業時間×自分で設定した時間単価+案件にかかる費用。市場価格や受注を保証する式ではありません。
作るもの:1枚の企画書と提案文
最初の提案をまとめる
進め方の例(架空)
聞き取りで確認した困りごとと、提供条件を企画書・提案文へ移す。
本人の確認:金額・納期・秘密情報を確認し、合意してから着手する。
最初の有料提案を一枚にする
聞き取りで確かめた問題だけを使い、相手の状況、納品物、進め方、費用、対象外、確認してほしい点を一枚にまとめます。AIには聞き取りメモから構成案を作らせられますが、価格、納期、約束できる範囲は本人が決めます。相手の発言や成果を、AIに補わせてはいけません。
入力:確認済みの困りごとと提供条件。作業:テンプレートの初回提案欄を埋める。成果物:送信前の提案文。本人の確認:金額・納期・修正回数・対象外・秘密情報を確認。次の行動:相手に条件の確認を依頼し、合意前には着手しない。
1枚にまとめて、次の行動を決める
顧客、困りごと、納品物、対象外、必要な情報、AIの役割、自分の確認、価格の仮説を埋めます。最後に、話を聞く相手、提案する内容、結果を見直す日を書きます。空欄はAIに推測させず、次に確かめることとして残します。
完成条件:相手が『何を頼めて、何が含まれないか』を理解でき、自分が最初の提案に進めること。
作るもの:確認者と期限が分かる納品計画
合意後の品質を確認する
進め方の例(架空)
着手前・中間・納品前の確認者と締切を決め、納品後に修正理由を記録する。
本人の確認:追加の依頼は範囲・期限・費用を改めて相談する。
受注後の品質確認を先に決める
条件が合意できたら、着手前に依頼内容、使う資料、納品形式、確認する人、締切を一覧にします。途中で追加の依頼が出たときは、最初の提案に含まれるかを確かめ、含まれなければ範囲・期限・費用を改めて相談します。AIで初稿やチェックリストを作っても、事実、権利、顧客の意図、完成条件は本人が確認します。
入力:合意した提案と顧客から受け取った資料。作業:着手前・中間・納品前の確認項目を決める。成果物:期限と確認者が分かる納品計画。本人の確認:未確認の事実や追加依頼を、元の約束として扱っていないか。次の行動:納品後に修正理由と作業時間を記録する。
一次資料と、自分で集める根拠
企画書の空欄を、根拠から埋める
日本政策金融公庫の創業計画書には、次の記入欄があります。原資料で確認できる内容と、このガイドでの使い方を分けて示します。
販売対象
原資料で確認できること
商品・サービスの内容、販売ターゲット・販売戦略を記入する欄があります。
このガイドでの使い方(編集部の提案)
相手を絞り、最近の困りごとを聞いて、提供内容の仮説を確かめる。
該当する作業へ収支の根拠
原資料で確認できること
売上・原価・経費の計算根拠を記入する欄があります。
このガイドでの使い方(編集部の提案)
作業時間・費用・想定件数の根拠を残し、まだ確かめていない数値を分ける。
該当する作業へ出典:日本政策金融公庫・国民生活事業 創業計画書(PDF・1ページ) / 公式の書き方・様式案内
確認:2026年10月11日。公庫の資料は融資申込に用いる創業計画書です。このページのサービス企画書は、最初の聞き取り・提案を整理する編集部独自の教材です。公式様式として使う場合は原資料で項目と提出方法を確認してください。
聞き取りを「発言・解釈・未確認」に分ける記入例
編集部が作成した架空の練習例です。実際の顧客の発言・受注・調査結果ではありません。
- 相手の発言
- 「前回は、説明資料の順番を決めるところで止まった」
- 実際の記録には聞いた日と場面を残す。公開・共有の範囲は相手と確認する。
- 自分の解釈・仮説
- 構成を一緒に整理する支援が役立つかもしれない。
- 依頼する意思や予算がある、とはまだ判断しない。
- 次に確かめること
- どの場面で使う資料か。必要な範囲、締切、予算は何か。
- 聞けていない条件は空欄のまま残す。
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聞き取りで確かめた内容を提案にまとめます。顧客へ共有する前に、金額・納期・対応範囲・秘密情報を自分で確認してください。