Research Report / 調査データ

開業資金・創業融資の実態データ

開業にはいくら必要で、その資金をどう用意しているのか——。日本政策金融公庫「2025年度 新規開業実態調査」をもとに、開業費用と資金調達の内訳を、出典付きで整理しました。

出典:日本政策金融公庫 総合研究所「2025年度 新規開業実態調査」調査対象は2024年4〜9月に日本公庫が融資した、開業後1年以内の企業8,517社(不動産賃貸業を除く)。回収2,165社(回収率25.4%)。 最終更新 2026-06-27

975万円

開業費用の平均

中央値は600万円。平均より中央値が低く、少額で始める開業が増えている

600万円

開業費用の中央値

「250万円未満」が20.1%、「250〜500万円未満」が21.7%。4割以上が500万円未満

1,219万円

開業時の資金調達額(平均)

開業費用に運転資金などを加えた、開業時に用意した資金の平均

827万円

金融機関等からの借入(平均)

資金調達額の67.9%が借入。創業融資が開業資金の柱になっている

279万円

自己資金(平均)

資金調達額の22.9%。自己資金は借入額の約3割(33.7%)の水準

20.1%

開業費用「250万円未満」の割合

小さく始める開業が増加。設備の軽い業種やオンライン中心の開業が背景

開業時の資金調達の内訳

単位:%(資金調達額 平均1,219万円の構成・2025年度調査)

金融機関等からの借入67.9%
自己資金22.9%
その他(配偶者・親・友人・知人等)9.2%

借入(強調表示)が調達の3分の2近く。創業融資が開業資金の柱になっている。

データの読みどころ

開業費用は「少額化」が続いている

開業費用の平均は975万円だが、中央値は600万円。半数は600万円以下で開業しており、「250万円未満」も20.1%にのぼる。大きな設備を持たない業種やオンライン中心の開業が増え、小さく始める形が一般化している。長期的にみても開業費用は少額化の傾向にある。

開業資金の柱は「創業融資」

開業時の資金調達額は平均1,219万円で、うち67.9%(平均827万円)が金融機関等からの借入。自己資金は22.9%(平均279万円)で、この両者だけで全体の約9割を占める。創業期は自己資金だけで賄うより、融資を組み合わせるのが一般的。

自己資金はいくら必要か

自己資金が借入額の3〜4割(今回は約33.7%)という実態は、創業融資の審査でも一つの目安になる。自己資金が少ないと希望額まで借りにくいことがあるため、開業前に計画的に貯めておくと選択肢が広がる。

よくある質問

Q. 開業費用の平均はいくらですか?

日本政策金融公庫「2025年度 新規開業実態調査」によると、開業費用の平均は975万円、中央値は600万円です。「250万円未満」が20.1%、「250〜500万円未満」が21.7%で、4割以上が500万円未満。少額で始める開業が増えています。

Q. 開業時の資金はどのように調達していますか?

開業時の資金調達額は平均1,219万円で、内訳は金融機関等からの借入が67.9%(平均827万円)、自己資金が22.9%(平均279万円)、その他(配偶者・親・友人・知人等)が約9.2%です。創業融資が開業資金の柱になっています。

Q. 開業時の自己資金はいくら必要ですか?

調査では自己資金の平均は279万円で、借入額に対する自己資金の割合は約3割(33.7%)です。創業融資の審査でも自己資金は一つの目安になり、少ないと希望額まで借りにくいことがあります。開業前に計画的に準備しておくと選択肢が広がります。

Q. 開業費用は昔より減っていますか?

減少傾向です。開業費用の中央値は600万円で、「250万円未満」が20.1%を占めます。大きな設備を持たない業種やオンライン中心の開業が増え、小さく始める形が一般化しています。

Q. このデータの出典はどこですか?

日本政策金融公庫 総合研究所「2025年度 新規開業実態調査」です。2024年4〜9月に同公庫が融資した、開業後1年以内の企業8,517社(不動産賃貸業を除く)を対象とし、2,165社から回答を得ています(回収率25.4%)。

出典一覧

本データの引用について

数値は日本政策金融公庫「2025年度 新規開業実態調査」の公表値です。調査は同公庫の融資先が対象のため、開業者全体の平均とは異なる場合があります。引用される際は、本来の出典である日本政策金融公庫の調査名を明記してください。

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